Google AdWordsでユーザー数は増えるか?

2016061201

昨秋にシンプル体重管理をリリースしたがなかなかユーザー数が増えず、藁にもすがる思いでGoogle AdWordsに広告を出し、ユーザー数アップを試みた。

結論から言うと、広告費の無駄なのでそんなお金があるなら開発機材に回した方がいい
興味のない人が何となく気になって広告をクリックし、何となく気になってインストールする傾向が非常に高い。
シンプル体重管理は日々の積み重ねをグラフ化するので、いきなりインストールしてもまったく面白味がなく、即座にアンインストールされる。
ついでに、評価★1や★2のおまけまで付いてくる
これが最悪のパターン。
下表はシンプル体重管理の広告クリック数、インストール数、アンインストール数を表にしたものだが、★1や★2が付いてから数値が悪くなっていることがわかる。
開店に何千万もかけた飲食店が、食べログに掲載されたと同時に★1をもらうのと同じくらいダメージが大きい。
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この状況を覆すには、Googleアカウントをたくさん作ってアプリをインストールして★5を入れるか、アプリ紹介サイトで記事にしてもらい★5を得る方法しかない。
前者は★5を入れる業者もあるらしいが、そこまでして評価を上げたいとは思わない。

ほかのアプリもそうだが、思った以上にユーザー数が増えないため、最近は良さがわかる方に使っていただければそれでいいと思っている。

【Monaca】利用できるアドネットワーク一覧

Monacaで実際に利用できるアドネットワークをまとめてみた。
※JavaScriptを組み込む形式。Cordovaプラグインは未使用。

nend

nend

単価は9円と言われているが、インプレッション数が増えると適正単価に精査され、コンバージョン率が悪いと判断された場合、低単価(0~1円)であまり興味を持たない広告が何度も連続して配信されることが多い。
今では1日100円も稼げない。
月末締めの翌月末払いはありがたいが、三井住友銀行から振り込まれるため、高めの振込手数料が最大のネック。
他行宛3万円未満だと、1週間分の報酬が無駄になる。

同店(三井住友銀行渋谷駅前支店)宛3万円未満 108円
同店(三井住友銀行渋谷駅前支店)宛3万円以上 216円
当行(三井住友銀行渋谷駅前支店以外の店舗)宛3万円未満 216円
当行(三井住友銀行渋谷駅前支店以外の店舗)宛3万円以上 432円
他行(三井住友銀行以外の金融機関)宛3万円未満 540円
他行(三井住友銀行以外の金融機関)宛3万円以上 756円

i-mobile

imobile

単価はだいたい3~62~7円。まれに単価15円もある。
何度も連続して同じ広告が配信されるnendより全然よいが、収益を上げるにはインプレッション数を倍以上にしないと厳しいだろう。
広告の配信内容は悪くはないが、出会い系に偏る傾向がある。
月末締めで翌月請求して翌々月15日払い、振込事務手数料は250円。

忍者AdMax

admax

単価はだいたい1~3円。
複数の広告会社と提携しているため、さまざまな広告が表示される。
iframeを組み込むタイプなので注意が必要。
広告の配信内容はまずまずだが、この単価ではいくら頑張っても収益アップは見込めないだろう。

Ad Generation

adgene

単価は3~9円で、こちらも忍者AdMaxと同様に複数の広告会社と提携しているため、さまざまな広告が表示される。
月末締めの翌々月末払いだが、振込手数料が無料なのはありがたい。
ただし、審査に時間がかかるので、あらかじめ申請しておかないとリリースに間に合わない場合もある。
何度か広告が配信されない状態を確認しているので注意が必要。

現在の単価が維持されるならAd Generationを推奨したいが、いくつか問題点も。
i-mobileは忍者AdMaxやAd Generationに広告を供給しているため、広告の配信内容によってはi-mobileという選択もある。
nendは最初だけ、忍者AdMaxでは日が暮れてしまう。

nendの広告を採用して低単価に悩まされている方は、一度i-mobileへの切り替えてみてはどうだろうか。
単価は平均3~72~7円で、まれに単価15円のときもあるようだ。
nendの広告と同様に、monacaで開発したアプリにもJavaScriptで設置が可能。

【Monaca】Onsen UIでnend広告が表示されない

最新記事はこちら。


Onsen UIを使用してnend広告を表示させようと、下記コードを設置しても表示されない。(※テスト用コード)
どうして?と悩む方も多いと思う。
2016-06-08-10-00-22

答えは簡単。
実際は広告が表示されているが、Onsen UIはCSSでz-indexを使用しているため、Onsen UIが表示した画面の裏に隠れてしまう。
広告用のコードをdivタグで囲い、z-index: 99でOnsen UIが表示した画面の上に表示させる。
既存のブラウザで表示させたい場合は、【Monaca】nend広告を既存ブラウザで表示するを参照。
2016-06-08-10-03-43

【Monaca】Onsen UI ons-list のズレをなくす

Onsen UIはすばらしいフレームワークだが、MonacaのAndroid用アプリで使用すると難点もある。
例えば、ons-list
iPhoneの設定画面のようなイメージの画面が再現できる。
2016-06-06-18-27-47

しかし、使い方によっては問題が発生する。
例えば、左はons-listを5回使用した場合、右はons-list-itemを5回使用した場合。
ご覧のとおり、同じ並びを期待するもズレが発生してしまう。
2016-06-06-18-28-03
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【Monaca】Nifty mBaaSのプッシュ通知を実装する

Onsen UI + AngularJS
Cordovaプラグイン:ncmb-push-monaca-plugin v2.0.1(※バージョン要注意

Niftyのサンプルでは、document.addEventListener(“deviceready”, …..となっているが、ons.ready()はイベントの最後に実行されるので、その中にプッシュ通知の処理を記述しても問題ない。
プッシュ通知によって受け取ったJSONデータをons.notification.alert()を使ってダイアログ表示する。
JSONデータはダイアログ表示に必要な形式で作成し、新しいプッシュ通知画面のJSONの項目に設定して送信する。
2016052602

type: 将来に使用
title: ダイアログのタイトル
message: ダイアログのメッセージ(HTML形式)
button1: ダイアログのボタン
button2: 将来に使用
button3: 将来に使用

JSONデータ

【Monaca】メニューアイコンのバッジをカウントさせる

2016040402

前回、「【Monaca】Onsen UIのツールバーのメニューアイコンにバッジを表示する」にてバッジを表示させたが、今回はバッジのカウント機能を追加してみた。
コード内のコメントに書いたとおり、一つ一つの処理を理解すれば難しいことはない。
メニューのPage1をタップすると、カウントが5から1ずつ減る。
バッジの表示・非表示はng-showで行っており、page1Controller内のmenuCountが0になれば表示されない。
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2016041502
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広告の収益が上がらない理由

2016041101

前回、「nend広告の単価が下がる理由」にて、インプレッション数が増えた際に適正の単価(コンバージョン率が悪い)に精査され、その結果、低単価になった記事を書いた。
今年1月1日~4月10日まで「ギャンブル収支管理」のインプレッション数、クリック数、報酬額は以下のグラフのとおり。
競馬開催日の土日にインプレッション数は上がるが、クリック数と報酬額は連動していないことがわかる。
これは、ユーザーには興味のない低単価の広告が配信されていることが原因のようだ。

インプレッション数
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クリック数
2016041103

報酬額
2016041104

もう一つの理由として、特定のユーザーのみが利用している可能性があるということ。
ギャンブル収支管理はVer.1.1.3だが、その最新バージョンが約1/4に対して、2世代前の旧バージョンが約1/4もあるということは、実際にインストールしたが利用されていない可能性が高いと考えられる。
2016041105

なるべく多くのユーザーに利用していただくため、Ver.1.1.3ではプッシュ通知機能を追加したが、約1/4のユーザーではプッシュ通知の効果が得られない。
また、レース名自動入力やパチンコ・スロットの機種名選択の機能も考えているが、それらを実現するにはアプリ以外の別の仕組みが必要となるため、広告の収益では割りに合わないかもしれない。

【Monaca】Onsen UIのツールバーのメニューアイコンにバッジを表示する

Onsen UIにはバッジ(Notification)を表示するためのCSSクラスが用意されており、次の行を追加すれば簡単に表示することができる。

しかし、ツールバーのメニューアイコンの右上に表示させようとすると、このままでは思うような位置に表示されない。
2016040401
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【Monaca】ニフティクラウド mobile backendでプッシュ通知

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ニフティクラウド mobile backend Ver.2がリリースされ、Monacaでプッシュ通知が簡単に実現できるようになった。

プッシュ通知(Monaca)基本的な使い方」のとおりに進めれば問題なく動作するが、はまりやすいところがAndroidのGCMとの連携。

※ sender_idは【GCMとの連携に必要な準備】で作成したProjectのProject Numberを入力してください

「sender_id」を設定しても動かず、数日つまずいてしまった。

「sender_id」は、Google Cloud Platformのダッシュボードで表示されるプロジェクトのプロジェクト番号のことで、プロジェクトIDではない。

2016040309

またサンプルでは、devicereadyのイベントでプッシュ通知の処理を行っているが、「Onsen UI」を使用している場合は、ons.ready()内で処理を行っても問題ないようだ。

参考:[Monaca] イベントの発生順序について

Monacaでハイブリッドアプリの開発を始めるなら、AngularJSを覚えることをオススメします。

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nend広告の単価が下がる理由

20160121

アプリ情報サイトでおなじみの「Appliv(アプリヴ)」様にFX収支管理、ギャンブル収支管理を紹介していただいたおかげで、ユーザー数が約4倍近く増加しました。
それ伴い広告のインプレッション数やクリック数も増え、やっと収益の目処が立つと思いきや、報酬額が突然のダウン。
1クリック9~10円だった単価が0~4円に下げられ、サイト掲載前の報酬額を下回る結果に・・・
さらにクリック数も徐々に減少傾向・・・

nendに問い合わせしたところ、インプレッション数が増えた際に適正の単価(コンバージョン率が悪い)に精査され、その結果、低単価になったとのこと。
言い換えれば、クリック数は多いがインプレッション数が少ない=操作中に誤って広告をクリックさせるアプリと判断されたということでしょう。
また、実際に表示される広告を見ると、ほとんど同じ広告しか配信されていません。
そのため、クリック数を増やしたくてもこれでは減少するだけです。

下図を見れば一目瞭然です。
競馬開催日ごとにインプレッション数は増えますが、クリック数と報酬額は減る一方です。
たった一日の結果で単価を半分以下に切り下げる、これが現実です。
あまりにも酷いため、2月からAdMobに切り替えようかと思っています。
1/26追記
単価の低い?同じ広告が何度も表示されるようです。
競馬開催日のインプレッション数に対して、クリック数が激減しました。
早めに切り替えたいところですが、Monacaで扱える広告が限られているため、しばらくこのまま使用する予定です。

インプレッション数
2016012101

クリック数
2016012102

報酬額
2016012103