以前書いた記事、【Monaca】「[要対応] Google Play デベロッパー ポリシー違反に関わる警告」のメールが届くのアクセスが多いため、再度メールの内容やプライバシーポリシーに関連する情報を
見直したところ、アプリにもプライバシーポリシーを掲載する必要があることがわかり、ギャンブル収支管理を例にその対応方法についてまとめてみた。
まずは、アプリのどの箇所が違反になるか調査を行う。
ユーザーの個人情報や機密情報(個人識別情報、財務情報、支払い情報、認証情報、電話帳や連絡先のデータ、マイクやカメラのセンサーデータ、端末の機密情報など)を扱うアプリは、以下の要件を満たす必要があります。
・プライバシー ポリシーを Play Console の所定の欄から送信し、また Play で配信するアプリ本体にも掲載すること。
・最新の暗号手法を使用して(HTTPS 経由などで)転送するなど、ユーザーデータを安全に扱うこと。
ギャンブル収支管理は、以下の3点が該当すると判断した。
(1) Google Driveにアクセスするため、アカウント情報を取得している。
(2) ユーザーからの要望や不具合の連絡でメールをやりとりする場合がある。
(3) AdMobの広告を表示する際に、何らかの情報を取得している可能性がある。
次に、アプリとWebページに掲載するプライバシーポリシーの文章を考える。
「取得した情報は外部に漏らさない」という内容であれば問題ないと判断し、以下の文章とした。
プライバシーポリシー
「ギャンブル収支管理」(以下、本アプリといいます)は、お客様情報を以下のとおり取り扱います。
適用範囲
本プライバシーポリシーは、
(1) 本アプリが提供するサービスを利用する場合
(2) メールにてお問い合わせいただいた場合に適用されます。
取得する情報
・Googleアカウント情報
これら情報は、本アプリがGoogle Driveのサービスを利用する場合のみ利用します。
なお、本アプリ開発者やほかのお客さま、第三者には公開されません。・お客さまの個人情報
これら情報は、不具合やご要望、その他のお問い合わせに対して、折り返しメールにてご連絡を差し上げる必要がある場合のみ利用します。
なお、第三者には公開されません。広告配信について
本アプリは、広告配信を行っておりますが、広告配信事業者がお客さまの情報を自動的に取得する場合があります。
この場合、広告配信事業者のプライバシーポリシーに基づきます。・Google社(AdMob)
お問い合わせ
hatopproj@yahoo.co.jp2017/05/19 初版
2018/09/12 第二版
otak-lab
最後にプライバシーポリシーの文章を、アプリとWebページに掲載する。
アプリの場合、初回起動時に同意を求める必要がある。
Webページの場合、Google Play Consoleのストアの掲載情報の下部にあるプライバシーポリシーにWebページのURLを登録する必要がある。